カタールで開幕戦に向けてテストが始まる。中上貴晶は初日11番手。

 

2021年最初の公式テストが、3月6日にカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで始まりました。この日は、レギュラーライダーとテストライダーを含む29人が出走。LCR Honda IDEMITSUでMotoGPクラス4年目のシーズンを迎える中上貴晶は、2021年型RC213Vで58ラップをこなし、11番手で初日を終えました。

昨シーズン、大きな成長を遂げた中上は、予選、決勝ともに素晴らしい走りを見せて注目を集めました。今年は、初表彰台、初優勝獲得という大きな期待の中で、シーズンのスタートを切ります。

テスト初日は、新型マシンのシェイクダウンを行いました。午後2時にシグナルは青になりましたが、強風が吹いていることから、中上はやや風が弱まった午後4時頃にコースインし、チェッカーフラッグが振られる午後9時まで、新車の確認作業を行いながら徐々にペースを上げ、トップから0.78秒差で初日の走行を終えました。

2日目も引き続き、新型RC213Vの特性を理解するためのテストメニューをこなし、連続周回のアベレージを上げ、上位とのタイム差を縮めていく予定です。