初走行のマンダリカで中上貴晶は初日11番手

 

25年ぶりの開催となるインドネシアGP(第2戦)の舞台となるマンダリカ・インターナショナルサーキットで、2月11日から13日までの3日間、公式テストが行われます。テスト初日は、24台が参加、ウエットからドライへと路面コンディションが変わる一日となり、中上貴晶は11番手で初日を終えました。

午前中は朝方の雨の影響でウエットコンディションとなり、路面が汚れていることから約2時間ほど走行を中断し、路面清掃が行われました。午後はところどころ青空が広がり、路面はドライとなり、コースインする毎に路面のグリップが上がり、タイムも向上しました。まさに、コースインのタイミングで目まぐるしく順位が変わる一日となり、中上は一時3番手までポジションを上げましたが、最終的にトップのポル・エスパルガロ(Honda)から0.928秒差の11番手で初日を終えました。

前日にコースを歩いた中上は、「ほとんど平坦で中高速コーナーが続くレイアウト。どちらかと言えば好きなコース」と語り、初日の走行を楽しみにしていました。本格的なテストは2日目以降へと持ち越しましたが、中上は確実にラップタイムを短縮し、順調なスタートを切りました。

今回の3日間のテストは、開幕戦カタールGPに向けて2022年型RC213Vをしっかり仕上げることが目標になります。セッション終盤には軽い転倒がありましたが、最後の調整に向けてまずまずのスタートとなりました。