中上貴晶今季初テストを13番手で終える。次回のテストに向けて大きく前進。
今季初の公式テスト2日目は、7日、開幕戦カタールGP、第2戦ドーハGPの舞台となるロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGP4年目のシーズンを迎える中上貴晶は、60ラップをこなし、総合13番手で2日間のテストを終えました。
昨日に引き続き、新車RC213Vの確認作業を行った中上は、路面温度が下がり始めた夕方に左コーナーの2コーナーで転倒しましたが、2号車でテストを続行。セッション終盤、タイムを出すのが難しい夜間走行の時間帯に1分54秒690のベストタイムをマーク。トップから0.750秒差で今季初テストを締めくくりました。
転倒したのは、路面温度が下がり始めたときに注意しなければならない2コーナーでした。このコーナーは2日連続でもっとも転倒者の多いコーナーの一つでしたが、限界を探るという点では、本番に向けて貴重なデータ収集となりました。
テストは2日間のインターバルで10日から12日までの3日間で行われます。開幕戦に向けて最後の調整の場となりますが、この2日間で大きく前進したことで、次のテストでは本番に向けたセットアップへと進みます。