中上貴晶10番手。着実に前進する
開幕戦カタールGPの舞台となるロサイル・インターナショナル・サーキットで、今季2回目のテストが3月10日から3日間の予定でスタートしました。前回のテストは新車の確認作業が中心でしたが、今回の3日間のテストは、開幕戦に向けての準備となります。
初日、中上貴晶はエアロパーツなどニューパーツのテストを行いながら50ラップをこなし1分54秒262で10番手。今季初のトップ10入りとなり、上々のスタートを切りました。
前回2日間のテストは強風に苦しみましたが、この日は風もなく、これまでの中でもっともよいコンディションでした。その中で中上は前回マークした1分54秒690のベストタイムを同54秒262まで短縮。昨年のウインターテストでマークした1分54秒239のベストタイムに迫りました。
セットアップを進めつつ余力を残した状態ながら、1分54秒台から55秒のタイムを連発したことも、2日目以降のタイム短縮を大きく期待させるもので、2021年型RC213Vのパフォーマンスと中上のさらなる成長を存分に感じさせる1日となりました。
開幕戦に向けてテストは残り2日。万全の状態に仕上げるために引き続き全力で取り組みます。