サンマリノGPで中上がポイント圏内フィニッシュを達成
第13戦サンマリノGPの決勝レースでLCR Honda IDEMITSUの中上貴晶がハイレベルの走りを見せ、13位のチェッカーフラッグを受けました。決勝レースのグリッドは7列目という不利な位置でしたが、うまくスタートを決めて序盤からいい位置につけ、最後には今季6回目となるチャンピオンシップポイントを獲得しました。13位でゴールラインを通過したとき、中上のポジションはトップ10からわずか5秒差の距離でした。
19番グリッドという後方スタートであったために、中上はレース序盤がカギになると考えていましたが、決勝レースでは想定どおりにオープニングラップをうまく決めてポジションを上げることに成功。以後の周回も安定したペースで最後まで走りきりました。目前のフランコ・モルビデッリ選手をオーバーテイクしていれば、今季ベストリザルトのタイ記録になっていたところでしたが、今日のレースをいいリズムで戦いぬいた中上は、この好調な流れを次戦のアラゴンGPでも引き続き維持していく意欲に燃えています。
「今日は長く厳しいレースでしたが、暑い一日になって温度条件としてはこの週末で最も良い状態になりました。スタートを上手く決めて序盤に数名をオーバーテイクできたので、その後もメイン集団についていくつもりでプッシュし続けました。最初から最後までミスすることなく安定したラップタイムで走りきれたことが、今回のポイント獲得に繋がりました。
今週は厳しいレースウィークだったので、わずか3点とはいえ貴重なポイント獲得です。いつもがんばっていいバイクに仕上げてくれるチームには本当に感謝をしています。次のアラゴンでもこの調子でがんばります」