中上がホームGPで貴重なポイントを獲得

ツインリンクもてぎで行われた日本GPの決勝は、LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶にとって厳しいレースになってしまいました。昨日の予選ではQ2へ進出して12番グリッドを確保した中上は、日曜の決勝では初のシングルフィニッシュを狙っていましたが、オープニングラップの混乱でその可能性は潰えてしまいました。

 

スタートをうまく決めて12番手につけていた中上は、激しく順位が入れ替わる荒れた序盤の展開に押し出される格好になり、大きく順位を落としてしまいました。その後はポイント獲得圏内への復帰を目指して懸命に走り続け、そこには到達したものの、ホームグランプリで狙っていたリザルトには至らない15位でレースを終えました。

「スタートは悪くなかったのですが、1コーナーから3コーナーにかけて皆が激しく順位を入れ替える状況のなかでハンドルバーに接触されてしまい、4コーナーでコースアウトしてしまいました。幸いにも転倒はしなかったものの、12番手だったところから23番手まで大きく順位を落としてしまいました。

 

そのポジションから順位を回復していくのはとても厳しかったのですが、想定どおりの1分46秒台後半から47秒台前半で走ることができました。皆が似たようなペースだったので、前へ出てポジションを上げるのに苦労をしました。自分が望んでいたようなレースにならず、本当に残念です。今日はトップテン圏内で終えるチャンスがあったのに、その可能性が1周目で消えてしまいました。全力でがんばったのですが、応援してくださった皆様の期待に応えることができず、本当に申し訳ない思いです」