中上が最速タイムを叩き出してヘレステストを終える

今年最後の走行となったヘレステスト二日目に、LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶が最速タイムを記録して、最高の形で一年間を締めくくりました。負傷治療中のチームメイト、カル・クラッチローが2018年シーズンに使用していたRC213Vで今回のテストに臨んだ中上は、ホンダファクトリーチームの世界チャンピオン、マルク・マルケス選手をも凌ぐラップタイムを叩き出しました。

 

昨日の走行で既に中上は3番手タイムをマークし、優れた資質を大きくアピールしていましたが、今日はさらに前日を上回る走りを披露。来たるべきニューシーズンの活躍を大いに予感させるパフォーマンスでした。今日の中上は、セッション終了1時間前にこのベストタイムを記録。一日の総計で66周を走りこみました。

 

「今日はすごくいい一日になりました。トップタイムで終わることができて、とてもうれしいです。1分37秒台後半に入れるという今日の目標を達成できて、上々のタイムを出せました。日に日に良くなって来て、バイクのフィーリングもすごくいい状態です。僕とマルクだけが37秒台に入れたという点でも、高水準のタイムだと思います。最高の形で一年間を終えて、これで気分良く日本に帰国できます。2019年シーズンがとても楽しみで、セパンでバイクに乗るのが今から待ちきれない気分です」