中上貴晶は初日6番手と好調なスタートを切る

 

第4戦スペインGPは、4月30日、23台が出場してフリー走行が行われ、中上貴晶はFP1で11番手につけると、FP2で6番手へ。両セッションともに順調にセットアップを進め、ポジションを上げました。

前戦ポルトガルGPでは、フリー走行で喫した転倒の影響で最後尾21番手グリッドから決勝に挑みましたが、10位でフィニッシュ。素晴らしい追い上げを見せました。このレースで調子を上げていることを確認した中上は、昨年の大会で表彰台にあと一歩と迫った得意のヘレスで、本来の走りを取り戻すことに成功しました。

ポルトガルGPからスペインGPまでのインターバルでは、転倒した際に痛めた右鎖骨と胸骨の付け根部分をベルトで固定し、回復に努めました。依然として完全な状態ではありませんが、予選では今季初のフロントローが期待されます。

今年はカタールの2連戦で転倒&ノーポイントと厳しいシーズンのスタートとなりました。しかし、ポルトガルGPを経て、今回のスペインGPのフリー走行でも昨年の勢いを取り戻しているだけに、土曜日のフリー走行と予選の走りに大きな注目が集まります。