中上貴晶タイヤの消耗に苦しみ17位。ノーポイントに終わる

 

カタールGPからの連戦となった第2戦ドーハGPは、4月4日、22台が出場して決勝レースを行い、予選16番手からスタートした中上貴晶は、オープニングラップ14番手へとポジションを上げますが、中盤以降、ペースを落とし、17位でチェッカーを受けました。

ペースを上げられなかったのは、フロントタイヤの消耗のためで、スタートから8周目までは1分55秒台のペースでラップを刻みましたが、それ以降は1分56秒台から57秒台へとペースを落とす苦しい走りとなりました。なんとか最後まで走り切ってチェッカーを受けましたが、中上にとっては、悔しい結果に終わりました。

ロサイル・インターナショナル・サーキットは、Moto2時代から得意とするサーキットの一つです。開幕戦カタールGPでは転倒を喫しリタイア。連戦となった第2戦ドーハGPはその雪辱に挑みましたが、フリー走行で転倒するなどいい流れをつかむことができませんでした。加えて、強風と砂嵐のためにタイム短縮とQ2進出のチャンスを逃し、タイヤのパフォーマンスを活かすマシンのセットアップも十分に行えず、最後までいい波に乗ることができませんでした。

次戦ポルトガルGPは、昨年、最終戦の舞台となったアルガルベ・インターナショナル・サーキットです。この大会で中上は、11番グリッドからすばらしい追い上げを見せて5位でフィニッシュしています。レース内容では昨シーズンのベストレースの一つ。そのサーキットで、ノーポイントに終わった序盤2戦の雪辱に挑みます。