中上貴晶 2戦連続シングルグリッド獲得の7番手。決勝は3列目から追い上げに挑む。

 

第5戦フランスGPは、5月15日、22台が出場してフリー走行と予選を行い、中上貴晶は7番グリッドを獲得しました。前日に続き、2日目も不安定な天候となり、路面コンディションが目まぐるしく変わりました。選手にとっては、集中力が要求される一日となりました。

FP3はウエットコンディションとなり、中上はソフトとミディアムコンパウンドのレインタイヤでトライして12番手。フリー走行の総合では10番手をキープしてダイレクトでQ2進出を果たしました。

FP3の後に行われたFP4は、路面はドライ。中上は前後ソフトコンパウンドのスリックでコースインし、8番手と着実にセットアップを進めました。FP3ではレインタイヤ。FP4ではスリックタイヤでそれぞれ連続周回を重ねたことで、決勝に向けて準備を進めることができました。

そして迎えたQ2では、ポールポジション(PP)を獲得したファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)から7番手の中上までが0.520秒差という厳しい戦いとなりました。セッション終盤には、首位に浮上したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)に続き僅差の2番手。このままフロントロー獲得かと思われましたが、最後のアタックで5人のライダーがマルク・マルケスと中上を上回り7番手へと後退しました。しかし、前戦スペインGPに続き順調にセットアップを進めたことで、2戦連続での表彰台争い、優勝争いが期待されます。