大接戦の中で中上貴晶はトップから0.8秒差の14番手

 

2021年シーズン最初のフリー走行は、日中、36℃まで気温が上昇する厳しい暑さとなりました。しかし、MotoGPクラスは、FP1が夕方の時間帯で28℃、FP2は午後8時からの走行となり25℃まで気温が下がる絶好のコンディションとなりました。そのため、トップから1秒差以内に16台がひしめく大接戦となり、中上貴晶はトップから0.812秒差の14番手で初日を終えました。

今月上旬に行われた公式テストでは、1分54秒348のベストタイムで総合12番手。そのタイムを初日のフリー走行で更新し、1分54秒199をマークしましたが、ポジションはわずかにダウン。2日目のフリー走行、予選に向けて、やや目標タイムを修正することになりました。

この日は、公式テストのデータを確認しながらFP1では17ラップ、FP2では16ラップをこなし、順調に周回を重ねましたが、終日フロントブレーキにやや問題を抱え、完璧なアタックとはなりませんでした。2日目はこの日の課題をしっかり見直し、FP3でダイレクトでのQ2進出を目指します。