中上が最終戦でインディペンデントチーム最上位に

 

LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は、最高峰クラスのデビューシーズンをインディペンデントチーム最上位の6位で終えました。ウェットコンディションで始まったバレンシアGPの決勝レースは、時間の経過とともに雨脚が強さを増して、多くの転倒者が発生。レースは赤旗中断になりました。

 

14周で争われた再開後のレースも厳しいコンディションでしたが、中上は巧みに乗りきってダニ・ペドロサ選手の背後で6位のチェッカーフラッグを受けました。初トップテン圏内の自己ベストリザルト、しかもインディペンデントチーム最上位という最高の形で、中上はMotoGPデビューシーズンを締めくくりました。

 

 

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「今日は本当に厳しいレースでした。毎周、毎コーナーが怖く感じるような状況でしたが、とても充実した手応えでレースを終えることができました。まさか自分がインディペンデントチーム最上位になれるとは思ってもいなかったので、自分でも驚いています。今日はプレッシャーも大きかったのですが、本当にいいレースになりました。

 

じつは昨夜、カルがテキストメッセージを送ってきてくれて、ミスなく集中して走るように、そして失うものはなにもないのだから全力で攻めろ、とアドバイスをしてくれました。おかげで、思いきりレースをできて、今日は忘れられない一日になりました。とてもいい形でシーズンを追えることができたので、彼の心遣いには本当に感謝をしています。火曜から始まる来年に向けたテストにも、いい勢いで臨めます。でもその前に、今日はパーティを思いきり楽しみたいと思います」