中上貴晶が初日を11番手でスタート。予選では上位を狙う

 

イタリアGPからの連戦となった第7戦カタルニアGPは、6月4日、21台が参加してフリー走行を行い、中上貴晶は11番手で初日を終えました。終日青空が広がり、FP1の気温は25℃。FP2は27℃と絶好のコンディションとなり、中上は、FP1,FP2ともに11番手でした。

予想通り今大会も厳しい戦いとなり、トップタイムをマークしたのはヨハン・ザルコ(ドゥカティ)で、1秒差に17台がひしめきあう大接戦となりました。その中で中上は、FP1はフロントにソフト、リアにミディアムを装着して20ラップ。このセッションでは、トップタイムをマークしたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)から0.756秒差の11番手。気温と路面温度がやや上がったFP2は、決勝を想定して前後にミディアムタイヤを装着し、セッション終盤には、フロントにミディアム、リアにソフトの新品タイヤを入れてアタックして11番手でした。この日は全体的に路面のグリップが悪く、苦戦しました。

昨年の大会は、予選11番手から5人によるし烈な3位争いに加わり、3位のアレックス・リンス(スズキ)から1.7秒差の7位という結果でした。今年も厳しい接戦となっていますが、初日はしっかりとタイヤテストに集中。決勝に向けて準備を進めました。土曜日のFP3ではダイレクトでのQ2進出を目指し、予選では上位を狙います。