中上貴晶は8番手を走行も転倒リタイアに終わる

 

第6戦イタリアGPの決勝レース(24周)が、5月30日に22台が出場して行われました。LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は20周目に転倒を喫し、リタイアに終わりました。

今大会、中上は初日7番手とまずまず好調なスタートを切りましたが、2日目のフリー走行と予選Q1で思うようにタイムを伸ばせず、15番グリッドからの決勝になりました。しかしオープニングラップで12番手、2周目には9番手へと快調にポジションを上げ、終盤には8番手をキープしていましたが、ラスト4周となった20周目の14コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わりました。

中上は、表彰台に立ったファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ミゲル・オリベイラ(KTM)、ホアン・ミル(スズキ)らと同じ1分47秒台前半から中盤でラップを刻みました。しかし、グリッドの悪さと序盤に開いた差を縮めることができませんでした。

決勝前のウォームアップでは、1分46秒台というすばらしいラップを刻み、表彰台にあと一歩まで迫ったスペインGPでのフリー走行以来のトップタイムに、大きな期待が寄せられました。それだけに、中上はもちろん、チームにとっても残念な結果となりました。

今大会は、Moto3クラスに参戦するジェイスン・デュパスキエ選手が予選の事故で亡くなりました。レース界にとって、とても悲しい日となりました。