アラゴンGPで中上がシーズンベストタイの好結果

 

日曜日のアラゴンGP決勝レースで、LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶が12位に入賞。シーズンベストタイの好リザルトを獲得しました。中上は土曜に予選Q2へ進出した際の力強い走りを決勝レースでも存分に発揮し、トップ10に迫る好走を披露しました。12位というリザルトは、第4戦ヘレス以来のシーズンベストタイ記録です。

昨日の予選で自信を深めた中上は、今朝のウォームアップでさらにライディングに磨きをかけて、13番手タイムをマーク。決勝レースでは好スタートを決めて、マーヴェリック・ヴィニャーレス選手、ヨハン・ザルコ選手、ブラッドリー・スミス選手、フランコ・モルビデッリ選手たちを相手に、10番手争いの激しいバトルを繰り広げました。最後はモルビデッリ選手の直後でチェッカー。10位のヴィニャーレス選手まで、あと5秒の僅差でした。好調な手応えで今回のレースを終えた中上は、次戦からのフライアウェイシリーズでアジアを転戦。そして10月には、いよいよホームレースの日本GPを迎えます。

「今日はとても暑い1日になり、厳しいレースになることは覚悟をしていました。スタートを上手く決め、1コーナーはタイトで皆が密集するのですが、いいスペースをみつけて8番手か9番手あたりにつけることができました。その後、アレイシ(エスパルガロ)とバトルになったのですが、ギアでミスをしてしまい、コーナーの立ち上がり加速で多くの選手に抜かれてしまいました。

レース序盤は、前戦のミザノよりもうまく走ることができたと思います。しかし、10周を過ぎたあたりからフロントのいいフィーリングを得られなくなってきました。最後はヨハンやブラッドリー、フランコたちとのバトルになり、12位でゴールしました。シーズンの自己ベストタイ記録だと思いますが、今日はトップテン圏内でフィニッシュするチャンスがあったので、あまりうれしいという気持ちにはなれません。今後のレースでも、この調子でさらにがんばります。土曜から日曜にかけて、戦闘力の高いバイクに仕上げてくれたチームには、とても感謝をしています」