中上はドイツGPを転倒リタイアで終える

第9戦ドイツGPの決勝に、LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は好リザルトを目指して臨みましたが、レースは残念ながら転倒リタイアで終えてしまいました。土曜の予選で高いパフォーマンスを見せた中上は、12番グリッドからスタート。ここ数戦はめざましいリザルトを残せませんでしたが、今回はポイント獲得圏内を充分に射程距離に収めていました。

 

レーススタート直後から、中上はヨハン・ザルコ選手とバトルを繰り広げ、トップテン圏内を争っていました。しかし、5周目の最終コーナーでフロントを切れ込ませて転倒し、リタイア。好結果を期待できる流れで日曜を迎えていただけに、残念な結果になってしまいました。

「今日の結果は本当に残念です。オープニングラップの3コーナーから4コーナーにかけて、目の前で転倒があり、危なく巻き込まれそうになるところでした。幸いにも避けることができ、その後はザルコ選手と終始バトルを続けていました。彼の後ろについて走っていたのですが、最終コーナーで少しブレーキを握り込み過ぎるというミスをおかしてしまい、それが原因で転倒する結果になってしまいました。

 

レースが終わったあとでは何とでもいえるのですが、完走していれば9位か10位は目指せていたと思います。今週はずっといい流れできていただけに、この結果は本当に残念で、チームにも申し訳なく思っています。気持ちを切り替えて、後半戦のレースに臨みます」