中上貴晶が3戦連続でトップ10フィニッシュを達成。総合7位をキープ

第3戦アメリカズGPは、4月14日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で22台が出場して決勝レースを行い、予選15番手からスタートした中上貴晶が10位でフィニッシュ。開幕から3戦連続でトップ10フィニッシュを達成し、総合7位をキープしました。

 

この日のCOTAは、前日の不安定な天候が嘘のように青空が広がりました。最高気温は21℃まで上昇。絶好のコンディションの中でスタートが切られました。今大会、フリー走行、予選とバンピーな路面に苦戦した中上は15番手という厳しいグリッド。加えてスタート直後の1コーナーの混乱で大きくポジションを落とし、オープニングラップ19番手と厳しい始まりとなりました。しかし、2周目に17番手、5周目に16番手、6周目に13番手、9周目には12番手へと着実に順位を上げました。

今大会は転倒者が4人、ジャンプスタートのペナルティーでポジションを落とした選手が2人と、波乱の展開にも助けられましたが、終盤はアンドレア・イアンノーネ(アプリリア)をかわし10番手へ。最終ラップにはフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)、ポル・エスパルガロ(KTM)の背後に迫り、あと数周あれば、この2人をパスすることも十分可能なペースでした。

 

スタート直後の波乱がなければ、3戦連続シングルフィニッシュも可能と思われた中上は、開幕戦カタールGPで序盤3戦の目標に掲げていたトップ10フィニッシュを見事に達成。ヨーロッパラウンドへ向かうことになりました。

 

次戦スペインGPの舞台となるヘレスは、昨年11月のウインターテストでトップタイムをマークしています。アメリカズGP決勝は、中上にとっては、やや苦しい展開となりましたが、ベストリザルトが期待される大会に向けて、弾みをつけるしめくくりのレースとなりました。

中上貴晶(MotoGP 10位)

「今日はスタートがあまりよくなかったうえに、1コーナーでロレンソ選手がラインを変更した際にラインが重なってしまい、ポジションを落としてしまいました。そのあとザルコ選手を抜くのに手間取り、前のグループから遅れてしまいましたが、前を走る選手が転倒したり、トラブルがあったりで、ポジションを上げていくことができました。終盤に向けてペースを上げていけましたし、もう少し周回があれば8位も可能だったと思います。追い上げているということもありますが、最終ラップにベストラップを出せたのはポジティブでした。10位という結果には満足しています。ただ、内容は序盤の2戦に比べてあまりよくはありませんでした。正直、このサーキットは自信があったので、今季ベストを期待していましたが、トップから31秒差の10位というのは、素直には喜べない内容でした。序盤の2戦は10秒以内でしたし、この遅れについては、これからしっかり検証して次のレースに活かしたいです。これで序盤の3戦が終わりました。とりあえず3戦連続でトップ10フィニッシュを達成し、ヨーロッパラウンドを迎えられるのはうれしいです。次のヘレスは得意なサーキットなので、ベストリザルトを目指します」