開幕戦カタールGPで目標達成の9位。好調なシーズンのスタートを切る

開幕戦カタールGPは、3月10日(日)に23台が出場して決勝レースを行い、最高峰クラスでのベストグリッドとなる9番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が9位でフィニッシュ。開幕戦の目標だったトップ10フィニッシュを果たし、幸先のいいシーズンのスタートを切りました。

 

午後8時にスタートした決勝レース。中上は、フロントにミディアム、リアにソフトのタイヤを選択しました。レース後半のタイヤのパフォーマンスを考えればミディアムを選択したいところでしたが、気温が下がり始める午後8時のスタートということでリスクを回避。さらに序盤からペースを上げていく作戦にするための決断でした。

 

これが功を奏し、3列目9番グリッドから、好スタートを切った中上は、オープニングラップに5番手へ浮上しました。しかし、2周目にホアン・ミル(スズキ)との接触を避けるために8番手へ。レース中盤には先行を許したジャック・ミラー(ドゥカティ)にブロックされるかたちで11番手まで順位を落としましたが、終盤にかけて9番手までポジションを回復しチェッカー。開幕戦の目標だったトップ10フィニッシュを達成しました。

 

今大会は、2日目のFP2こそ12番手でしたが、FP1とFP3、予選、ウォームアップ、そして決勝でトップ10を達成しました。これまでのベストリザルトは、昨年の最終戦バレンシアGPの6位ですが、今大会は転倒者も少なく、しっかり戦ってのシングルフィニッシュ。トップグループとの差も7秒で「これまでの中で最高のレース」と大きな自信を得るレースとなりました。

 

次戦アルゼンチンGPは、3月31日(日)にテルマス・デ・リオ・オンドで開催されます。昨年の大会は13位。Hondaとの相性がいいサーキットでもあるため、さらなる飛躍が期待されます。

 

中上貴晶(MotoGP 9位)

「今日はいいスタートを切ることができました。9番グリッドというアドバンテージを生かし、オープニングラップは5番手までポジションを上げることができました。今日はリアにソフトを選択したので序盤からアグレッシブに行こうと決めていました。しかし、ミルと接触しそうになり、それを避けたときに4台に抜かれ、その後のレース序盤にはミラーにブロックされて、トップグループとの間にギャップが開いてしまいました。今日は一時11番手までポジションを落としてしまいましたが、ペースを取り戻し9位までばん回しました。トップグループとの差も7秒で、トップグループを視野に入れて戦えたことで、いろいろ勉強になりました。今大会はウイークを通してトップ10内で走ることができました。それが大きな自信になり、これまで課題だった序盤のペースも改善することができました。次戦アルゼンチンは、Hondaマシンとの相性はいいと思うので、もっといいレースができると確信しています。今大会も応援してくれたファン、そしてスポンサーに感謝したいです」